100年にわたる友情


フィンランドと日本は2019年に外交関係樹立100周年をむかえます。二か国の指導者や外交官にとって重要で歴史的な節目となります。

しかしながら、最も大切なのは、2019年は両国民の良好な友好関係の発展を記念すべき年であるということです。日本とフィンランドの関係は、芸術家や研究者、旅行者、ビジネスパーソンなど、さまざまな背景を持つ個人によって構築され、ネットワークが広がり、固い絆で結ばれてきました。

100周年は、日本人とフィンランド人が手を携えて達成したものについて振り返る素晴らしい機会です。地理的にも文化的にも距離のある二か国が、国際関係や研究、技術革新における戦略的パートナーになり、ビジネスや芸術においても密接な関係をもつようになりました。

二国間の通商は急伸しています。2017年、フィンランドから日本への輸出量は13億ユーロ(1703憶円)近くと記録的な数字となりました。日本からフィンランドへの投資もここ数年すでに著しく伸びており、年間10億ユーロ(1310憶円)となっています。私たちは、日本からの投資は今後も増えるであろうと楽観的な見通しを立てています。二か国の企業や研究機関には、技術革新の世界的先駆者として、未来志向の問題解決でさらに協力関係を深めていく可能性があります。

日本とフィンランドは政治的関係においても実に親しいパートナーであり友人です。共通の価値観と、類似した世界観をもっています。二か国の首脳が2016年に発表した戦略的パートナーシップに関する共同声明によって二か国間関係は更に親密になり、防衛や安全保障政策、イノベーション、環境、社会保障など多くの分野での協力が促進されています。

両国民が相互に抱く関心の深まりは、芸術や文化においても同様です。この数十年、芸術文化分野での二国間交流はさらに盛んになり、共同事業による巡回展など協力関係はさら強くなりました。本サイトのイベントカレンダーがこのことを如実に物語っています。2019年には、二か国ではかつてなかった規模で様々な文化交流が企画されています。

 
最後に、二か国間の人と人との繋がりが今日とても多岐にわたっていることは注目に値すべきことです。日本には北から南まで20を超えるフィンランド友好協会があり、日本とフィンランドを結ぶ直行便は週40便近くにもなります。そして何よりも、フィンランド人も日本人も相いに好印象を抱いていることを知ると、心が温まります。自然やデザイを大切にするところや国民性など、両者には共通点も多くあります。

外交関係樹立100周年は、日本とフィンランドの将来について考える良い機会です。この祝典の年に駐日フィンランド大使として着任し、発展する日本とフィンランドの関係に個人的にも貢献することができるのは誠に嬉しいことです。

2019年、是非一緒に、これからの100年の友好関係を祝いましょう!

駐日フィンランド大使
ペッカ・オルパナ