ノキアのビジネス書が邦訳に

フィンランドを代表する企業NOKIAのリスト・シーラスマー会長が執筆した『NOKIA 復活の軌跡』が2019年7月4日、日本フィンランド外交関係樹立100周年記念として早川書房から出版された。英語による原書は2018年に出版され、フィンランドで話題となっていた。

ノキアはかねてからフィンランドを代表する存在であり、フィンランド人は今でもノキアに特別な感情をいだき、誇りに思っている。携帯電話メーカーとして世界トップに君臨し、2000年にはフィンランドの国内総生産(GDP)の約4%を占めるほどだった。

セキュリティサービス会社F-Secureを創業したシーラスマー(著書では「シラスマ」と表記)は2008年にノキアの取締役会に入り、2012年から会長に就任した。内情を詳細に綴った同書は、スマートフォンの台頭に対応しきれなかった「ノキア帝国」の崩壊からマイクロソフトへの携帯端末事業の売却、通信機機器メーカーとしての復活までを描いている。そして5G 時代の有力企業へと導いたシーラスマー会長の哲学、ノキアに吹き込んだ彼独自の価値観は、経営者のみならず働く者すべてが参考にできそうな教訓に満ちている。

シーラスマー会長は6月下旬に日本を訪れ、『NOKIA復活の軌跡』の出版を記念したメディアの取材を精力的にこなした。インタビューのいくつかは、駐日フィンランド大使館内でも行われた。

早川書房のサイト
http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014254/